- ABEMAは無料でどこまで見られるのか、有料との具体的な違い
- 2026年4月改定後のABEMAプレミアム最新料金(広告あり680円/広告なし1,180円)
- ユーザーの口コミから見えるリアルなメリット・デメリット
- Netflix・Amazon・Hulu・U-NEXTとの料金・コンテンツ比較
- ABEMAプレミアムが向いている人・向いていない人の判断基準
ABEMAは無料でどこまで使えるのか
ベーシックプラン(無料)で見られるコンテンツの範囲
ABEMAのベーシックプラン(無料)は、登録不要でそのまま視聴できる。アプリをダウンロードするか、ブラウザでアクセスするだけで、約20チャンネルのリアルタイム放送を楽しめる。ニュース、アニメ、バラエティ、恋愛リアリティーショー、スポーツなど、ジャンルの幅は想像以上に広い。
特にアニメ分野の充実度は群を抜いている。最新テレビアニメの地上波同時放送や、世界最速配信のタイトルが無料で視聴可能である。2026年冬クールでは『呪術廻戦』第3期や『葬送のフリーレン』第2期がクール期間中全話無料で配信された。『ワンピース』『名探偵コナン』などの長寿タイトルも公式チャンネルで無料視聴できる。
恋愛リアリティーショーも無料コンテンツの目玉である。累計再生数100億回を突破した『今日、好きになりました。』シリーズをはじめ、ABEMAオリジナルの恋愛番組が多数ラインナップされている。地上波では放送されないオリジナル番組がこの規模で無料視聴できるのは、ABEMAの大きな特徴と言える。
緊急ニュースの全編ノーカット生中継も見逃せない。テレビ朝日との共同事業であるため、報道力には定評がある。災害や重大事件の際に、どこよりも早く、どこよりも長くライブ配信を行う体制が整っている。テレビを持たない世帯でも、スマートフォンひとつでニュースを追える安心感がある。
無料版の制限──見逃し配信・ダウンロード・広告
無料のベーシックプランには、当然ながら制限がある。もっとも大きいのは「見逃し配信が使えない」ことである。リアルタイム放送を見逃すと、その番組を視聴する手段がなくなる。仕事や外出で放送時間に間に合わない人にとって、これは致命的な制約になりうる。
ダウンロード機能も無料版では利用できない。通信量を抑えたい人、地下鉄や飛行機の中で視聴したい人には不便である。Wi-Fi環境でダウンロードしておいて、移動中にオフラインで視聴するという使い方はプレミアム限定の機能である。
広告表示も無料版の宿命である。番組の合間に15秒程度のCMが挿入され、スキップはできない。1番組あたり複数回のCMが入るため、映画やドラマなど長尺コンテンツを視聴する際にはストレスを感じやすい。この広告収入がABEMAの無料サービスを支えている構造であるため、無料で視聴する以上は受け入れるしかない。
追っかけ再生(放送中の番組を最初から視聴する機能)もプレミアム限定である。番組開始から30分遅れでつけた場合、無料版では途中からしか見られない。特にスポーツ中継やライブ番組では、追っかけ再生の有無が視聴体験を大きく左右する。
無料トライアルは2024年7月に終了している
かつてABEMAプレミアムには14日間の無料トライアル期間があった。しかし、2024年7月22日をもってこのキャンペーンは終了しており、2026年4月現在、無料で試す手段は存在しない。登録した時点から料金が発生する。
これはABEMAプレミアムを検討するうえで見落としてはいけないポイントである。「とりあえず試してみよう」というハードルが以前より高くなっている。そのぶん、この記事で事前に情報を把握しておく価値がある。
なお、過去に無料トライアルを利用したことがあるアカウントで再度登録した場合でも、無料期間は適用されない。新規アカウントを作成しても同様である。課金の判断は、この記事の情報と公式サイトの内容を照らし合わせたうえで行うことを勧める。
ABEMAプレミアムの料金と機能【2026年4月最新】
広告ありプラン(月額680円)の中身
2026年4月1日の価格改定により、広告ありプランの月額料金は580円から680円に引き上げられた。年間で計算すると8,160円である。このプランでは、プレミアム限定コンテンツの視聴と見逃し配信が利用可能になる。ベーシックプラン(無料)との最大の違いは、プレミアム限定作品へのアクセスと、放送後のコンテンツを好きなタイミングで視聴できる点にある。
ただし、広告ありプランには重要な制限がある。追っかけ再生(放送中の番組を最初から見る機能)とダウンロード機能は利用できない。また、同時視聴もできず、1つのアカウントで複数のデバイスから同時に再生しようとすると、片方が停止される。動画再生中の広告もベーシックプランと同様に挿入される。
つまり広告ありプランは、「プレミアム限定コンテンツと見逃し配信だけ解放された無料版」という位置づけに近い。追っかけ再生やダウンロードを使いたい場合は、広告なしプラン(月額1,180円)を選ぶ必要がある。
月額680円という価格帯は、動画配信サービスの中ではAmazonプライムビデオ(月額600円)に次ぐ安さである。「広告は気にならないが、見たい番組を見逃したくない」という人にとっては、手軽な選択肢と言える。
広告なしプラン(月額1,180円)の中身
広告なしプランも同日に価格改定され、月額1,080円から1,180円に変更された。年間では14,160円になる。広告ありプランとの機能差は「広告が一切表示されない」ことと「同時視聴が最大2台まで可能」であることの2点に集約される。
広告なしの恩恵がもっとも大きいのは、映画やドラマなど長尺コンテンツの視聴時である。90分の映画を見るあいだに数回のCMが挟まるのと、一切中断なく視聴できるのとでは、没入感がまったく異なる。作品に集中したい人には広告なしプランの価値は十分にある。
同時視聴2台も、家族やカップルでアカウントを共有する場合に便利な機能である。リビングのテレビで子どもがアニメを見ている間に、自分のスマートフォンで別の番組を視聴するといった使い方が可能になる。ただし、2台を超える同時視聴はできないため、3人以上の家族で同時に使うには注意が必要である。
広告ありプランとの月額差は500円。この差額をどう捉えるかは視聴頻度に依存する。週に数時間しか見ない人なら広告ありで十分だが、毎日のように視聴する人なら広告なしの快適さは500円以上の価値がある。
両プラン共通の5つの機能
広告あり・なしプランでは利用できる機能に差がある。以下の一覧で正確に把握しておきたい。
| 機能 | 広告ありプラン(680円) | 広告なしプラン(1,180円) | 注意事項 |
|---|---|---|---|
| プレミアム限定作品 | 視聴可能 | 視聴可能 | 一部対象外の作品あり(レンタル作品等) |
| 見逃し配信 | 利用可能 | 利用可能 | 配信期間が設定されている番組あり |
| 見逃しコメント | 利用可能 | 利用可能 | コメントの閲覧のみで書き込みは不可 |
| 追っかけ再生 | 利用不可 | 利用可能 | リアルタイム放送中のみ有効 |
| ダウンロード | 利用不可 | 利用可能 | ダウンロード時には通信量が発生する |
| 広告非表示 | 広告あり | 広告なし | テレ朝見逃しなど一部対象外あり |
| 同時視聴 | 1台のみ | 最大2台 | — |
追っかけ再生は、ABEMAならではのユニークな機能であり、広告なしプラン限定の大きなメリットである。たとえばスポーツ中継が始まって20分後にアプリを開いた場合、通常のテレビなら途中からしか見られないが、ABEMAプレミアム(広告なし)なら試合の最初からリアルタイムに追いつく形で視聴できる。ライブ配信と見逃し配信の中間的な機能であり、リアルタイム視聴のスケジュールに縛られにくくなる。
ダウンロード機能も広告なしプラン限定である。「通信量をほぼゼロに」と謳われているが、これはオフライン再生時の話である。コンテンツをダウンロードする際にはWi-Fiまたはモバイルデータ通信が必要であり、その時点では通信量が発生する。自宅のWi-Fi環境でまとめてダウンロードし、外出先でオフライン視聴する使い方が想定されている。
ユーザーの評判から見えるメリットとデメリット
高評価が集まる3つのポイント
1. オリジナルコンテンツの圧倒的な量と質
ABEMAの最大の強みは、5,000を超えるオリジナルコンテンツである。恋愛リアリティーショー、オリジナルバラエティ、ドラマ、音楽番組など、地上波テレビでは見られない独自コンテンツがこの規模で揃っているサービスは他にない。毎週400名以上の有名人・芸能人・アーティストが出演するオリジナル番組のラインナップは、エンタメ好きにとって強力な訴求ポイントである。
2. アニメの充実度がトップクラス
アニメジャンルのコンテンツ満足度ではdアニメストアに次ぐ第2位を獲得している。世界最速配信のタイトル数はNo.1であり、最新アニメをいち早く見たいファンにとっては最優先の選択肢になる。2026年春クールでも複数のタイトルが独占・先行配信されており、アニメ視聴においてABEMAは外せない存在である。
3. スポーツ中継の満足度1位
動画配信サービスにおけるスポーツコンテンツの満足度部門で1位を獲得している。サッカー、格闘技、ゴルフなど多様なスポーツジャンルをカバーし、追っかけ再生との組み合わせで「リアルタイムに縛られないスポーツ観戦」が可能になる。テレビ中継を見逃しがちなスポーツファンにとっては、プレミアムの価値がもっとも実感しやすい領域である。
不満の声が多い3つのポイント
1. 度重なる値上げへの不満
ABEMAプレミアムは、2024年11月に月額960円から1,080円へ、そして2026年4月に1,180円へと、短期間で2度の値上げが行われた。広告ありプランも580円から680円に引き上げられている。「最初は安かったから入ったのに」という声は少なくなく、今後さらなる値上げがあるのではないかという懸念もユーザーのあいだでくすぶっている。
2. テレビ朝日以外の地上波番組が弱い
ABEMAはサイバーエージェントとテレビ朝日の共同事業であるため、テレビ朝日系の見逃し配信は充実している。しかし、それ以外の局(日本テレビ、TBS、フジテレビ等)の番組カバー率は低い。地上波のドラマやバラエティを幅広く見たい人にとっては、TVerやHuluのほうが選択肢として適していることがある。
3. 無料トライアル廃止のハードル
2024年7月に無料トライアルが終了したことで、「試してから決めたい」という慎重派のユーザーは登録をためらいやすくなっている。NetflixやU-NEXTなど、初月無料や無料期間を提供しているサービスと比較すると、初めの一歩のハードルが高い。口コミやレビューを参照して事前に判断する重要性が増している。
他社VODと比較──ABEMAを選ぶべき人・選ばないべき人
主要VOD 5社の料金比較表
2026年4月時点の主要動画配信サービスの料金と特徴を一覧で比較する。
| サービス | 月額料金(税込) | 見放題作品数 | 強いジャンル | 無料トライアル |
|---|---|---|---|---|
| ABEMA(広告あり) | 680円 | 非公開(総番組数15,000以上) | アニメ・恋愛番組・スポーツ | なし |
| ABEMA(広告なし) | 1,180円 | 同上 | 同上 | なし |
| Amazonプライムビデオ | 600円(年額5,900円) | 非公開(推定1万本以上) | オリジナル・洋画 | 30日間 |
| Netflix | 890〜1,980円 | 非公開(推定1.5万本以上) | 海外ドラマ・オリジナル | なし |
| Hulu | 1,026円 | 10万本以上 | 日テレ系ドラマ・海外ドラマ | なし |
| U-NEXT | 2,189円 | 39万本以上 | 作品数最大・雑誌読み放題 | 31日間 |
料金だけで見れば、Amazonプライムビデオ(月額600円)がもっとも安い。ただし、Amazonプライムビデオは「プライム会員特典のおまけ」という位置づけであり、動画に特化したサービスとは性質が異なる。純粋な動画配信サービスとしては、ABEMAの広告ありプラン(680円)が最安クラスである。
ABEMAが圧倒的に強いジャンル
恋愛リアリティーショーはABEMAの独壇場である。『今日、好きになりました。』『オオカミちゃんには騙されない』など、他のサービスでは視聴できないオリジナル恋愛番組が多数揃っている。この分野のコンテンツを目当てにするなら、ABEMAは代替がきかない。
アニメの最速配信もABEMAの強みである。新作アニメの世界最速配信数はNo.1を謳っており、放送翌日ではなく放送と同時に視聴できるタイトルも多い。さらに、無料で見られるアニメの範囲も他サービスより広い。アニメを中心に視聴する人にとって、ABEMAは有力候補になる。
リアルタイム配信という点でも、ABEMAは他のVODサービスと一線を画す。約20チャンネルのライブ放送を常時配信しており、「テレビのように流しっぱなしにする」使い方ができる。NetflixやU-NEXTはオンデマンド中心であり、このライブ感はABEMAならではの体験である。
スポーツ中継、特にサッカーや格闘技の配信にも強い。追っかけ再生と組み合わせることで、「試合開始に間に合わなくても最初から見られる」という柔軟な視聴スタイルが実現する。スポーツ中継を重視するならDAZNとの二択になるが、ABEMAはDAZNよりも大幅に安い。
ABEMAより他社を選んだほうがいいケース
海外ドラマ・洋画を中心に見たい人は、Netflixのほうが満足度が高い。ABEMAの強みは国内コンテンツとアニメに集中しており、海外作品のラインナップは薄い。Netflixオリジナルのクオリティを考えると、海外作品重視ならNetflix一択である。
地上波ドラマを幅広く見逃し配信で見たい人は、HuluまたはTVer(無料)のほうが適している。ABEMAはテレビ朝日系には強いが、それ以外の局のカバー率は高くない。日本テレビ系ならHulu、フジテレビ系ならFODといった棲み分けがあるため、自分がよく見る局を基準に選ぶべきである。
作品数の絶対量を求める人は、U-NEXTが圧倒的である。見放題作品数39万本は業界最大であり、映画・ドラマ・アニメ・ドキュメンタリーをジャンル横断的に楽しみたい人には最適解と言える。月額2,189円と割高だが、毎月1,200ポイントが付与されるため、新作レンタルや書籍購入にも使える。
とにかく安く済ませたい人は、Amazonプライムビデオの年額プラン(年5,900円、月あたり約492円)がもっとも経済的である。動画以外にもAmazon送料無料やPrime Musicなどの特典が付くため、トータルのコストパフォーマンスでは群を抜いている。
まとめ──ABEMAプレミアムが向いている人・向いていない人
ABEMAプレミアムは、「何でも見られる万能サービス」ではない。しかし、ABEMAが強いジャンルにハマる人にとっては、他のどのサービスよりも満足度が高くなるポテンシャルを持っている。最後に、タイプ別の判断基準を整理する。
| タイプ | おすすめプラン | 理由 |
|---|---|---|
| 恋愛リアリティーショーが好き | 広告ありプレミアム(680円) | ABEMAでしか見られない独占コンテンツが多数 |
| アニメを最速で追いたい | 広告ありプレミアム(680円) | 世界最速配信数No.1、見逃し配信で取りこぼしなし |
| スポーツ中継を柔軟に見たい | 広告なしプレミアム(1,180円) | 追っかけ再生は広告なしプラン限定 |
| 通勤中にオフラインで見たい | 広告なしプレミアム(1,180円) | ダウンロード機能は広告なしプラン限定 |
| 家族でアカウントを共有したい | 広告なしプレミアム(1,180円) | 同時視聴2台が使える唯一のプラン |
| リアルタイム放送だけ見られればいい | ベーシック(無料) | 約20チャンネルのライブ放送は無料で視聴可能 |
| 海外ドラマ・洋画が中心 | ABEMAよりNetflixを推奨 | ABEMAの海外作品ラインナップは薄い |
| 作品数の幅を重視する | ABEMAよりU-NEXTを推奨 | 見放題39万本はABEMAでは太刀打ちできない |
ABEMAは、サイバーエージェントとテレビ朝日が手がける「インターネットテレビ局」として、従来のVODとは異なるポジションを築いている。リアルタイム放送のライブ感、5,000以上のオリジナルコンテンツ、アニメとスポーツの強さ。この3つに魅力を感じるなら、ABEMAプレミアムは検討する価値がある。